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2024.10.17

老人ホーム紹介サービスの特徴と3つの選ぶポイント

最近テレビCMなどでも良く目にする「老人ホーム紹介サービス」、しかし介護業界に携わる方でもどのようなサービスなのかを知らない方もまだ多いように感じます。
今回は一般認知度がまだまだ低い「老人ホーム紹介サービス」について説明します。

≪目次≫
1、老人ホーム紹介サービスとは?
2、老人ホーム紹介サービスの種類
3、サービス種類毎のメリット/デメリット
4、老人ホーム紹介サービスを選ぶ3つのポイント
入居のタイミング
本人の身体状態
必要なサポート内容
5、まとめ

老人ホーム紹介サービスとは?

老人ホームや高齢者住宅を探す際に利用するサービスです。
様々な種類や特徴のある老人ホーム・高齢者住宅の中から、入居を希望する本人及びその家族が希望する条件に合った選択肢を見つけるサポートをしてくれます。
ただし、老人ホーム紹介サービスにも種類があり、またサービスを提供する事業者によってサービス内容や運営姿勢は様々です。
最適な老人ホームを探すには、より良い老人ホーム紹介サービスに依頼する事が重要なポイントになります。

老人ホーム紹介サービスの種類

≪WEB型≫

⇒インターネットやメール、電話などで情報提供やサポートを行う紹介サービスです。
テレビCMで「老人ホーム探しは〇〇」といった内容を見た事がある方も多いと存じますが、あれらはWEB型の老人ホーム紹介サービスの代表的なものになります。基本的に運営会社は大手企業が母体である事が多く、サービス提供エリアも日本全国としている事業者が多いです。

≪対面型≫

⇒ご相談者様やご家族様と直接お会いし、ご要望のヒアリングを行ったり施設見学の同行を行ったりする紹介サービスです。運営事業者は個人事業主から大手企業まで様々です、また提供されるサービスの内容や質も事業者毎に大きく異なる為、相談する事業者を選ぶ際は事前に確認が必要です。

サービス種類毎のメリット/デメリット

≪WEB型のメリット≫

・WEBサイト内で情報収集や資料請求が出来る
・広域の老人ホーム情報を確認出来る
・自分のペースで好きな時間に施設探しが出来る

≪WEB型のデメリット≫

・施設毎に公開される情報量に差がある※詳細情報が掲載される施設もあれば名前しか掲載されない施設もある
・誤った(古い)情報が掲載されている事もある※料金や受入条件等
・見学時の送迎や同行対応、その他直接的な入居サポートが無い

≪対面型のメリット≫

・専門スタッフに対面で直接相談する事が出来る
・見学時の送迎や同行説明、その他直接的な入居サポートをしてくれる
・パンフレットやインターネット情報では伝わらない情報を提供してくれる※実際の評判や現場の雰囲気等

≪対面型のデメリット≫

・担当者の質が低いと良いマッチングに繋がらない可能性がある
・事業者都合を優先した特定の施設を斡旋される可能性がある
・しつこい営業電話や強引な入居勧誘をされる可能性がある

老人ホーム紹介サービスを選ぶ3つのポイント

上記の特徴やそれぞれのメリット/デメリットを理解した上で、ご自身に合った紹介サービスを選んで活用する事がより最適な老人ホームを探す近道であると言えます。
最後に、より良い紹介サービスを選ぶ為のポイントを3つご紹介します。

①老人ホーム入居のタイミングは?

・緊急~退院期日等あり:対面型がオススメ

⇒即日入居相談が可能な候補や確実に空室がある施設の情報が必要となるので、地域の施設情報を把握しており、すぐに施設担当と連絡が取れる対面型の紹介サービスに依頼される事をオススメします。
※WEB型は空室情報がリアルタイムで更新されていない事も多く、WEB上では空室があると記載されていても実際に問い合わせると満室であるケースなども散見される。

・半年以上先~情報収集だけしたい:WEB型がオススメ

⇒急いで老人ホーム入居を検討しなくて良い場合は、ご自身のペースで施設探しが出来るWEB型サービスの利用がお手軽です。気になる施設のパンフレットを一括請求出来るサービスもあり便利です。
※WEB型サービスを経由して老人ホームの資料請求をした場合、その老人ホームの入居サポートを別の対面型紹介サービスに依頼する事は原則出来なくなります(WEB型サービス利用のお客様として登録される為)。将来的に対面型の紹介サービスを利用したいと考えている場合、この点に注意して利用するサービスを選択してください。

②入居を検討している本人の状態は?

・医療行為が必要/重度の認知症状がある/指定難病等の疾病がある:対面型がオススメ

⇒特定の医療行為や指定難病がある方は、看護師が常駐しているような医療体制が整った選択肢を選ぶ必要があります。また重度の認知症状や精神疾患がある方は人員体制が整った施設で無いと入居後の対応が難しいと想定されます。こういった重症度の高い方の老人ホーム探しは、より専門的で多角的な視点から選択肢を絞っていく必要がある為、直接相談が出来る対面型サービスの方が適していると言えます。

・自立している(介護認定非該当)方:WEB型がオススメ

⇒緊急性の低い自立している方であれば、自分のペースで自分に合った選択肢を探せるWEB型の利用がオススメです。ただし、自立している方が入居出来る老人ホームや高齢者住宅は少なく、また高額な費用が必要な候補施設が多いです。緊急性は低いけど早期に老人ホームや高齢者住宅に入居したい場合は、対面型の紹介サービスをご利用ください。

③どのような入居サポートが必要か?

・手厚いサポートを希望する方:対面型がオススメ

⇒候補施設の見学同行や送迎サポート、入居に向けた関係機関(居宅介護支援事業所、医療機関、行政担当等)との日程調整や引越し業者の手配なども対面型であれば対応可能です。またこれらのサポートを依頼しても料金を請求される事は原則ありません。※相談料等の名目で費用を請求する対面型の事業者も一部存在します、対応を依頼する前に費用負担が発生するのかしないのかを確認するよう注意してください。

・資料請求以外のサポートが不要の方:WEB型がオススメ

⇒本格的に老人ホームへの入居を考えていない、とりあえず参考資料だけ欲しいという方であればWEB型で一括資料請求をするのがお手軽でオススメです。ただし、前述した通りWEB型紹介サービスで公開されている情報が全てでは無い(掲載されていない候補施設も多数ある)点を忘れずに情報収集していただければと存じます。

≪まとめ≫

老人ホームや高齢者住宅の運営棟数が急激に増えた事で、最適な老人ホーム探しは非常に難しくなったと言えます。そこで必要とされ、サービス提供事業者が急増しているのが「老人ホーム紹介サービス」です。
最適な老人ホーム探しには、最適な老人ホーム紹介サービスを利用する事が重要です。
ただし、老人ホーム紹介サービスを提供する事業者が急増した事で、ご相談者様の利益よりも会社や個人の利益を優先するような事業者や担当者が散見されるのも事実です。
WEB型/対面型の違いだけで無く、「大切なご家族(ご自身)の終の棲家探しを任せられるか」を確認した上で、利用する紹介サービスを決めていただければと存じます。

opsol高齢者・ケア住宅紹介サービスも皆様に信頼いただけるよう日々精進してまいります。

 

≪著者情報≫

石津 和幸(イシヅ カズユキ)
opsol高齢者・ケア住宅紹介サービス代表

西日本で唯一、「老人ホーム探しの専門家」として大手新聞社主催のメディアサイトに登録されている、高齢者・ケア住宅探しのプロフェッショナル。
中立・誠実」を理念に掲げ、業界の健全化推進にも取り組んでいる。