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ご相談者様の声
ご相談者様の声
2025.03.18
茨木市の老人ホーム探し~IVH対応&夫婦で入居出来る施設探し~
80代 / ご夫婦
「老々介護」という言葉をご存じでしょうか?いわゆる「高齢者(老人)が高齢者(老人)を介護する状況」の事を意味し、超高齢社会日本における社会問題の一つと考えられています。
長年連れ添ってきた高齢のご夫婦にとって、最後まで住み慣れた自宅で夫婦仲良く過ごせる事が最も望ましいと思われますが、お身体の状態によってはその希望が叶えられない事も想定されます。
今回は、老々介護で生活されていたご夫婦が、奥様の入院をきっかけに離れ離れになってしまい、更に入院先の病院から退院させられないと言われ途方に暮れていたご夫婦の入居サポート事例と、ご相談者様からいただいたお声をご紹介します。
≪目次≫
1、入居検討者様の情報
2、老人ホームを探す上でのご希望条件
3、opsol高齢者・ケア住宅紹介サービス利用の経緯
4、最適な施設選定のポイント
5、実際に行ったサポート内容
6、ご相談者様の声
老人ホーム入居検討者様の情報
基本情報:80代後半のご夫婦
身体状況:奥様が要介護⑤ 基本はベッド上での生活、嚥下機能低下 ※旦那様は要介護①から区分変更で見込み要介護③の状態に
医療行為:抹消持続点滴※後にIVH(中心静脈栄養)※旦那様は尿バルーン
居住状況:奥様はリハビリテーション病院に入院中 入院前は南河内エリアで旦那様と老老世帯で生活していた
※奥様が体調を崩して入院する前までは、要介護①の旦那様が要介護⑤の奥様の介護を行う、いわゆる「老々介護」の状態となっていた。奥様が入院したタイミングで、旦那様もレスパイト目的で入院となったが、入院中に旦那様も廃用症候群等でADLが低下してしまい、車椅子介助が必要な状態になってしまった。
老人ホーム入居に関するご希望条件
夫婦同室での入居
ずっと夫婦で一緒に過ごしてきたので、最後まで夫婦同じ空間で生活出来るようにしたいとご本人様とご家族様からの強いご要望。
立地
キーパーソンである娘様の自宅が北摂エリアなので、緊急時でもすぐに駆け付けられるよう自宅から車で通える範囲で探したい。
医療対応
奥様が嚥下機能の低下により抹消点滴で栄養を補填している状態であった、看護師が常駐しており適時点滴の対応をしてもらえる施設を希望していた。※後にIVH(中心静脈栄養)に変更。
入居時期
入院中の病院から、今の栄養状態だとそれほど長く生きられないかもしれない、といった説明があったとの事。夫婦が別々の状態で最期を迎えるのはなんとかして避けたいとの想いから、早期に入居対応が可能な候補施設から選びたいとの要望。
opsol高齢者・ケア住宅紹介サービス利用の経緯
ご家族様が視聴していた「めざまし8(フジテレビ)」に、opsol高齢者・ケア住宅紹介サービスの石津が出演していた事で老人ホーム紹介サービスの事を初めて知ったとの事。番組内で大学教授や出演者の方々が「opsol紹介サービスは信頼出来る」といったお話をしてくれ、またopsol紹介サービスの考え方や実際の取り組みなどを見て「ここに相談するしかない!」と感じて即日電話にてお問い合わせをされたと伺いました。
最適な施設選定のポイント
医療行為対応
「抹消持続点滴」の状態であり、抜去リスクも想定される事から「看護師が24時間常駐」している施設である必要があった点
※その後、IVH(ピックカテーテルによる中心静脈栄養)となり、より柔軟な医療対応が出来る施設を選定する事となる。
夫婦同室での入居受入
一般的な夫婦部屋は供給数が少ない事もあり、夫婦部屋の空室がある施設がそもそも少ない点。
それに加え、医療行為対応も必要となると候補施設が極めて少なくなってしまう点。
入居希望時期
少しでも早い退院を希望されており、スピード感のある入居相談が可能で、現時点で空室がある施設で選定する必要があった点
実際に行ったサポート内容
電話でのヒアリングと即日の施設選定
最初の問い合わせの時点で、キーパーソンの娘様がとてもご両親の事を大切に考えられており、なんとかして夫婦で生活が出来る環境を用意してあげたいという強い気持ちが感じられた為、最優先で対応させていただく事をお伝えし安心していただいた。ご状況やご希望条件のヒアリングが完了したと同時に、受入検討の可能性がある北摂エリアの施設担当者に相談連絡を行い、3カ所の候補施設を選定しご家族様に報告し見学の調整を行った。
1回目の施設見学対応
ご提案した候補施設の中から、2か所の施設見学を設定し同行対応を行った。
どちらの施設も夫婦部屋の空室があり、抹消点滴の対応が可能な施設でご家族様も気に入られ、よりご自宅に近い候補施設への入居意思を確認するところまで対応が進んだ。
しかし、ご入院中の奥様が誤嚥性肺炎となってしまい、抹消点滴ではなくIVH(中心静脈栄養)の対応が必要となった事で検討していた施設では受入れが出来ないと判断されてしまった。
追加の施設選定と見学対応
より難しい条件となった事で、夫婦部屋での施設選定を一旦諦め、同じ施設で2部屋を借りて入居出来る候補施設に入居相談を行う。その中で、ご家族様の自宅からも近く空室が複数ある医療対応が強い候補施設を選定しご家族様に提案、翌日に現地見学が出来るよう調整を行い当日の見学にも同行した。
居室面積が狭い事で、同じ部屋にベッドを置けない可能性が危惧されたが、担当施設長の柔軟な発想と対応で従来の介護ベッドよりサイズが小さいものを手配する事で問題を解決し、その場で入居申込をする事となった。
入居当日対応
入居当日は、施設のご厚意でご本人様達の送迎を対応していただき、石津は入居先施設でご本人様達の到着を待つ事になった。大型の福祉車両にご夫婦が車椅子で同乗された状態で到着し、石津から「ご夫婦で一緒に過ごせる事になって良かったですね」とお声かけさせていただいたところ、ご夫婦共に嬉しそうな表情をされたのがとても印象的でした。後でご家族様から、「病院で久々に再開した時は夫婦揃って涙を流して喜んでいた」という話を聞いて、我ながらとても良いサポートが出来たなと感じました。
ご相談者様の声
※入居対応完了後にキーパーソンの娘様からいただいたお言葉
「石津さんに相談しなかったら、こんなに短期間で両親が一緒に過ごすという要望は絶対に叶わなかったと思う。テレビを見たのがきっかけだったけど、問合せをして本当に良かったと心から思う。入居後も何か困った事があったら相談させてもらいたいのでこれからもよろしくお願いします」
※今回ご紹介させていただいた施設
種別:住宅型有料老人ホーム
住所:大阪府茨木市
特徴:昨年末に新規オープンした24時間看護師が常駐する住宅型有料老人ホーム。重度医療対応が必要な方専用の居室を準備し、頻回なたん吸引や人工呼吸器装着の方の受入相談にも対応している。
運営会社:大阪・兵庫で20棟以上の高齢者施設を運営
※複雑な条件が絡んだ難しい相談内容でしたが、担当施設長の柔軟な対応とご家族様に寄り添った対応のおかげで無事に解決する事が出来た相談事例でした、施設様には本当に感謝の気持ちでいっぱいです!
≪担当者から一言≫
今回はopsol高齢者・ケア住宅紹介サービスのテレビ出演がきっかけでご相談をいただき、難しい希望条件を無事に解決し入居に至ったご相談事例でした。
キーパーソンの皆様や入居施設担当の方々のご協力により、老老世帯のご本人たちが希望する「最後まで夫婦一緒に生活したい」という願いを叶える事が出来ました、紹介サービス担当としても凄く嬉しく感じるご相談事例となりました。
どのような困難事例相談に対しても、これからも誠実に中立に、老人ホーム紹介サービスを提供してまいります。
夫婦での老人ホーム探しもopsolにお任せください!
≪著者情報≫
石津 和幸(イシヅ カズユキ)
opsol高齢者・ケア住宅紹介サービス代表西日本で唯一、「老人ホーム探しの専門家」として大手新聞社主催のメディアサイトに登録されている、高齢者・ケア住宅探しのプロフェッショナル。
「中立・誠実」を理念に掲げ、業界の健全化推進にも取り組んでいる。