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2024.10.21

98歳母親の最適な終の棲家探し~入居事例紹介~

90代 / 女性/ストマ

老人ホームに入居される方の平均年齢をよくご相談者様から質問されます。
正確な数字では無いですが、恐らく「85歳~88歳前後」が一般的な高齢者施設の平均年齢になるような印象です。
今回は、平均年齢を大きく上回る「98歳のお母様」の老人ホーム探し相談事例をご紹介します。

入居事例紹介

≪目次≫
1、入居検討者様の情報
2、老人ホームを探す上でのご希望条件
3、opsol高齢者・ケア住宅紹介サービス利用の経緯
4、最適な施設選定のポイント
5、実際に行ったサポート内容
6、ご相談者様の声

入居検討者様の情報

基本情報:90代後半の女性
身体状況:要介護⑤ ※一部食事介助必要
医療行為:ストマ管理 ※低栄養時に適時抹消点滴
居住状況:70代の長男様と同居中、ほぼ自立した生活をずっと送っていたが、定期健診で大腸癌が発覚し入院となる。手術を行い癌の切除には成功したが「ストマ:人工肛門」を増設する事になり、また入院中に廃用症候群が進み要介護5の認定が出る状態となる。ご本人とご家族の要望で一度自宅に戻り様子をみる事となるが、、、1週間後に状態悪化し再入院となった。

ご希望条件

予算:本人の年金で足りない分は3人の子供で分担して費用負担をする
立地:子供達も全員70代以上の高齢なので、東大阪の自宅から出来るだけ近くの施設を希望
サービス内容:まずはストマの管理をしっかりとしてくれる事、あとは食事摂取量が日によってムラがあるので、食事介助や必要時には点滴の対応をしてくれる施設がよい
入居時期:再入院させてもらった病院から、長くても1か月程度しか入院は出来ないと言われている、療養型病院には行かせたく無いので退院と同時に入居したい。

opsol高齢者・ケア住宅紹介サービス利用の経緯

キーパーソンの長男様がご自宅から一番近い高齢者施設に直接問い合わせをした際、施設担当者から「希望に合った施設探しをするなら紹介センターに相談した方が良い、良かったら信頼出来る人の連絡先を教えようか?」と言われ、opsol紹介サービス責任者の石津の電話番号を聞いて電話してくれたとの事でした。

最適な施設選定のポイント

自宅近くという要望

ご家族が頻回に面会されたいとの事で、自宅からなるべく近い施設を希望されていた点

手厚い対応が必要

ご本人の状態が、食事摂取量が減少しているとの事だった為、必要に応じて食事介助の提供が出来る人員体制と、ストマ管理や必要時の点滴対応が出来る看護体制が必要な点

スピード対応

退院期日が近い為、期日内に確実に入居が出来るよう空室があって受入までをスムーズに対応してくれる施設を選定する必要がある点

実際に行ったサポート内容

要望整理とアドバイス

⇒キーパーソンの方はこれまで介護に関わった事が無く、お母様も急に自立から要介護⑤の状態になった事で家族介護についての理解が不足している状況であった。担当の石津から、過去の事例を参考に家族介護の大変さやリスクを説明し、家族様の生活を守る為にも施設入居を検討される事を提案する。また、最優先の要望を「自宅からの近さ」としていたが、入居後の事を考えると「サービスの質」と「費用負担」についても重要視した方が良い事をアドバイスし、比較検討出来るように候補施設を提案する事を家族様に伝えた。

施設選定

⇒まずは自宅から簡単に通える範囲の候補施設を優先して受入の確認を行い、その後若干自宅からは離れるが料金面や人員配置にメリットがある候補施設にも急ぎの入居相談が可能か確認を行い候補施設を絞りんこんだ。最終的に3カ所の希望に近しい候補施設を提案し、ご家族様から2か所の見学希望をいただき日程の調整を行う。

見学対応

⇒ご本人様が再入院となった日の翌日に見学を実施、ご自宅まで担当の石津が車でお迎えに伺い送迎のサポートも行う。1件目に、自宅から車で5分程度の距離にある施設を見学する。1件目の見学後、「ここが一番家から近いし特に気になる事も無いからもう決めようと思う」と家族様から言われるが、担当の石津が「2件目を見て比較検討してから決めた方が良いので見に行くだけでも行きましょう」と提案し、ご家族様も渋々2件目を見に行く事を承知された。2件目は自宅から車で20分程度の距離にある施設だが、1件目と比較し「費用負担を予算内に抑えられる、看護師24時間体制で安心、施設長の人柄が素晴らしい」といった特徴のある施設で、当初見学に行く事も渋々だったご家族様が、見学後に「2件目を見た方が良いと言ってくれた意味が良くわかった、少し遠いけど2件目で決めたいと思う」と意向が変わる結果となった。担当の石津の見解としても、近さよりも入居後の本人の生活を優先した方が良いと感じる相談内容であった為、2件目で進める方向でご家族様と話をさせていただいた。

入居調整対応

⇒入院中の病院に診療情報提供書の作成依頼、ご本人様面談の調整対応、退院入居日の調整等を任せていただき、無事に退院期日内に希望された施設への入居となる。退院時の施設への移動は、ご本人様がリクライニング車椅子での移動が必要な状態であった為、専用の介護タクシーの手配をサポートさせていただく。

ご相談者様の声

近ければどこでも良いと思っていたけど、施設によって雰囲気やサービス対応に大きな差があるというのが実際に見学をして痛感した。「家からの近さが最優先」という自分の考えだけで入居先を決めなくて本当に良かったと感じている、良い施設を紹介してくれて本当に助かった、ありがとう!

※今回ご紹介させていただいた施設
種別:住宅型有料老人ホーム
住所:大阪府東大阪市
特徴:築1年程度の新しい建物、幹線道路沿いで車で行くには便利な立地。24時間体制の看護師対応と、鍼灸マッサージとの密な連携による機能訓練提供、また担当施設長の人柄・対応が素晴らしいオススメ施設
運営会社:大阪を中心に広域で介護、医療、保育事業を展開する企業

担当者から一言

今回は、自宅からの「距離」を最優先しようと考えていたご家族様に対し、本当のニーズを引き出すサポートを行った結果「医療・サポート対応の質」を最優先事項に変更し、より最適な転居先を見つける事に繋がった相談事例でした。
opsol高齢者・ケア住宅紹介サービスでは、ご相談者様のご要望を尊重しつつ、老人ホーム探しのプロフェッショナルとして提案やアドバイスをする事で、より最適な施設探しを実現出来るようサポート致します。

これからも、様々な理由で老人ホーム・高齢者施設を探す必要があるご相談者様のお役に立てるよう取り組んでまいります。

 

≪著者情報≫

石津 和幸(イシヅ カズユキ)
opsol高齢者・ケア住宅紹介サービス代表

西日本で唯一、「老人ホーム探しの専門家」として大手新聞社主催のメディアサイトに登録されている、高齢者・ケア住宅探しのプロフェッショナル。
中立・誠実」を理念に掲げ、業界の健全化推進にも取り組んでいる。