お知らせ・ご相談者様の声 お知らせ・ご相談者様の声

TOPICS お知らせ・
ご相談者様の声

お役立ち情報

2026.08.20

【親の様子が変わったと感じたら】介護・認知症が心配…老人ホームを嫌がる親と家族が考えたいこと

お盆休みに久しぶりに実家へ帰省し、

「以前より随分痩せたように見える」

「同じ話を何度もするようになった」

「部屋の片付けができなくなっている」

「冷蔵庫に同じ食品がたくさん入っている」

「薬をきちんと飲めているのか分からない」

など、離れて暮らしている親の変化に気づいた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

また、この夏の猛暑で親が熱中症になり、救急搬送や入院を経験したことで、

「このまま一人暮らしを続けても大丈夫なのだろうか」

「そろそろ介護や老人ホームのことを考えた方がいいのでは」

と感じ始めたご家族もいると思います。

ところが、いざ本人に話してみると、

「まだ一人で大丈夫」

「老人ホームなんて入りたくない」

「余計な心配をするな」

と拒否されてしまう。

老人ホームのご相談を受けていると、このようなお悩みは決して珍しいものではありません。

今回は、お盆の帰省や入院などをきっかけに親の変化に気づいたとき、家族は何を確認し、どのように今後について考えていけばよいのか。

老人ホーム紹介の専門家の立場から、実際の相談現場で感じていることも交えながら解説します。

目次

1.久しぶりの帰省だからこそ気づく「親の変化」
2.この夏、熱中症や入院を経験した場合に考えたいこと
3.「老人ホームには入りたくない」は珍しいことではありません
4.まずは「なぜ老人ホームが嫌なのか」を考える
5.すぐに老人ホームへ入居することが正解とは限らない
6.在宅生活を続けられるか家族で確認したいポイント
7.老人ホームを検討するなら本人への伝え方も大切
8.本人が老人ホームを嫌がる場合、施設見学はどうする?
9.「まだ早い」と思える段階から情報収集を
10.よくある質問
11.まとめ|「少し変わったかも」が考え始めるきっかけ

久しぶりの帰省だからこそ気づく「親の変化」

毎日のように親と接していると、少しずつ起こる変化には意外と気づきにくいものです。

一方、離れて暮らしている子どもが数か月ぶりに実家へ帰ると、以前との違いがはっきり分かることがあります。

例えば、

・以前より痩せている
・食事を十分に取れていない
・同じことを何度も話す
・以前より物忘れが増えている
・家の中が片付かなくなっている
・洗濯や掃除ができていない
・薬の管理ができていない
・郵便物が溜まっている
・以前できていた料理をしなくなった
・歩き方が不安定になっている
・外出する機会が極端に減っている

などです。

一つ当てはまったからといって、すぐに認知症や要介護状態を心配する必要はありません。

大切なのは「以前と比べてどう変わったか?」です。

特に「以前は普通にできていたことが難しくなっている」という変化が複数見られる場合には、今後の生活について考え始める一つのきっかけになります。

この夏、熱中症や入院を経験した場合に考えたいこと

夏場の高齢者の生活で特に注意したいのが熱中症です。

「エアコンをつけるように言っているのに使わない」

「水分を十分に取ってくれない」

「暑いこと自体をあまり感じていないように見える」

離れて暮らすご家族から、このようなお話を伺うことがあります。

そして熱中症などをきっかけに救急搬送され入院すると、それまで何とか維持できていた一人暮らしが難しくなることもあります。

入院前までは自分でできていたことが、退院時には難しくなっている。

歩行が不安定になった。

食事や服薬などの管理に不安が出てきた。

こうした状況から、

「退院後、本当に一人で生活できるのだろうか」

という問題が突然現実になります。

実際に、親の入院をきっかけとして初めて老人ホーム探しについてご相談いただくご家族が多くいらっしゃいます。

大切なのは、

「無事に退院できたから、もう大丈夫」

だけで終わらせないことです。

なぜ今回の出来事が起きたのか。

これまでと同じ生活を続けた場合、再び同じようなことが起こる心配はないのか。

一度、ご本人とご家族で今後の生活について考えてみることをおすすめします。

「老人ホームには入りたくない」は珍しいことではありません

家族が心配して老人ホームの話をしても、

「老人ホームには絶対入りたくない」

「自分の家で最後まで暮らしたい」

と言われることがあります。

これは決して珍しい反応ではありません。

長年暮らしてきた自宅を離れることへの不安。

知らない場所で生活することへの抵抗。

「老人ホームに入る=もう自宅には戻れない」というイメージ。

そして、

「まだ自分はそんな状態ではない」

という気持ち。

ご本人にも様々な理由があります。

家族からすると「心配だから言っているのに、、」と思うかもしれません。

一方、ご本人からすると、突然自分の生活を大きく変える話をされているわけです。

そのため、最初から「老人ホームに入った方がいい」と説得しようとすると、かえって本人が頑なになってしまう場合があります。

まずは「なぜ老人ホームが嫌なのか」を考える

私たちが大切だと考えているのは、

「どうすれば老人ホームに入ってもらえるか!」

を最初に考えることではありません。

まず、

「なぜ本人は老人ホームを嫌がっているのか?」

を理解することです。

例えば「自宅を離れたくない」のであれば、自宅で生活を続けるためにどのような支援が必要なのかを考えることができます。

「老人ホームがどんなところか分からなくて怖い」のであれば、まずは情報収集や見学から始める方法もあります。

「費用が心配」なのであれば、本人の年金や資産、ご家族の負担などを整理して、現実的な選択肢を確認することができます。

「まだ自分には必要ない」と思っているのであれば、本人が現在できていることと、ご家族が心配していることを一度整理してみるのも一つの方法です。

老人ホームを嫌がっている「理由」によって、ご家族が取るべき対応も変わります。

すぐに老人ホームへ入居することが正解とは限らない

ここは、私たちが老人ホーム紹介サービスを提供する立場として大切にしている考え方です。

親の生活が心配だからといって、必ずしも老人ホームへの入居が唯一の答えではありません。

訪問介護やデイサービス、福祉用具などの介護サービスを活用することで、自宅での生活を継続できる場合もあります。

一方で、

「本人が自宅を希望しているから」

という理由だけで在宅生活を続けることが、ご本人やご家族にとって大きな負担やリスクになるケースもあります。

重要なのは、

「老人ホームに入るか、入らないか」

という二択から考え始めないことです。

本人の希望、身体状況、認知機能、生活環境、ご家族の介護負担などを整理したうえで、どのような生活が現実的なのかを考えることが大切です。

在宅生活を続けられるか家族で確認したいポイント

お盆の帰省などで親の変化に気づいた場合は、まず現在の生活状況を確認してみましょう。

例えば、

・食事をきちんと取れているか
・水分を十分に取れているか
・服薬管理ができているか
・入浴できているか
・掃除や洗濯ができているか
・買い物ができているか
・転倒したことはないか
・火の消し忘れなどがないか
・金銭管理ができているか
・通院を継続できているか
・夜間に困っていることはないか
・近所や友人との交流があるか

などです。

ここでも、「できる・できない」だけで判断するのではなく、

「半年前や1年前と比べてどう変わったか」

という視点を持つと、現在の状況を把握しやすくなります。

また、本人が「全部できている」と話していても、ご家族から見ると心配なケースもあります。

本人の言葉を尊重しながら、実際の生活状況も確認していくことが大切です。

老人ホームを検討するなら本人への伝え方も大切

老人ホームを嫌がる親に対して、

「もう一人暮らしは無理だから」

「危ないから施設に入って」

と伝えると、ご本人としては自分の生活や能力を否定されたように感じてしまうことがあります。

そこで、

「今すぐ入居を決めるわけではないけれど、どんなところがあるか一緒に見てみない?」

「今の生活をできるだけ続けるためにも、今後の選択肢だけ知っておこう」

といった伝え方をする方法もあります。

老人ホーム探しは、必ずしも「入居すること」を前提に始める必要はありません。

どのような選択肢があるのかを知っておくことも、重要な第一歩になります。

本人が老人ホームを嫌がる場合、施設見学はどうする?

本人が老人ホームという言葉自体に強い抵抗を示している場合、ご家族だけで先に施設を見学する方法もあります。

ご家族が実際の施設を見ることで、

「想像していた老人ホームとは違った」

「こういう施設なら本人にも合うかもしれない」

と感じることもあります。

そのうえで候補をある程度絞り、ご本人にも見てもらう。

こうした段階的な進め方が適しているケースもあります。

一方、ご本人の意思を置き去りにしてご家族だけで話を進めてしまうと、後から大きな抵抗につながる場合があります。

そのため、ご本人の状態や理解力、ご家族との関係性などに応じて、最適な進め方を考えることが重要です。

「まだ早い」と思える段階から情報収集を

老人ホームのご相談では、

「もっと早く調べておけば(検討しておけば)よかった」

という言葉をよく聞きます。

特に、

親が入院する
↓
退院後は一人暮らしが難しいと分かる
↓
同居は無理、でも自宅で独居生活も難しい
↓
短期間で老人ホームを探さなければならない

という状況になると、ご本人だけでなく、ご家族にも大きな負担がかかります。

老人ホームには空室状況もあり、希望する施設へ必ずすぐに入居できるとは限りません。

だからこそ、まだ自宅で生活できている段階から情報を集めておくことには意味があります。

早めに情報収集しておけば、

「当面は在宅生活を続ける」

「介護サービスを増やして様子を見る」

「老人ホームをいくつか見学しておく」

「状況が変わったら本格的に施設探しを始める」

など、複数の選択肢を持つことができます。

老人ホーム紹介サービスへ相談したからといって、必ず老人ホームへ入居しなければならないわけではありません。

相談した結果、

「今の状態なら、まだ自宅で生活できそうですね」

という結論になることもあります。

opsol高齢者・ケア住宅紹介サービスでは、

「中立・誠実」

を理念に掲げています。

老人ホームへの入居ありきではなく、ご本人とご家族双方の希望や状況を整理しながら、その方にとってより良い選択肢を一緒に考えることを大切にしています。

よくある質問

Q.親が老人ホームを完全に拒否しています。それでも相談できますか?

はい。ご家族だけでのご相談も可能です。

施設入居を前提に考えるのではなく、現在の生活状況や、ご本人が老人ホームを拒否されている理由などを整理し、どのような選択肢が考えられるか一緒に検討します。

Q.まだ一人暮らしができています。老人ホームを探すには早すぎませんか?

早すぎるとは限りません。

すぐに入居する必要がなくても、施設の種類や費用、希望する地域にどのような老人ホームがあるのかを知っておくことはできます。

元気なうちから情報を持っておくことで、状況が変わった際にも慌てず判断しやすくなります。

Q.親の物忘れが増えました。認知症かもしれません。すぐに老人ホームを探した方がいいですか?

物忘れがあるというだけで、すぐに老人ホームへの入居が必要とは限りません。

まずは生活状況を確認し、認知症が疑われる場合には医療機関や地域包括支援センターなど、適切な専門機関への相談も検討しましょう。

そのうえで在宅生活の継続が難しい場合や、ご家族の介護負担が大きくなっている場合には、老人ホームを選択肢の一つとして検討することができます。

Q.入院中の親について、退院後の老人ホームを相談できますか?

はい、状況に合わせた相談対応が可能です。

退院後に自宅へ戻ることが難しい場合など、身体状況や必要な医療・介護、ご希望の地域や予算などを確認しながら、条件に合う老人ホーム探しをサポートします。

Q.本人を連れずに、家族だけで老人ホームを見学できますか?

ほぼ全ての老人ホームがご家族だけの施設見学に対応可能です。

ご本人が施設入居に強い抵抗を感じている場合などは、ご家族が先に候補となる施設を確認してから、次の段階を考える方法もあります。

まとめ|「少し変わったかも」が考え始めるきっかけ

久しぶりに実家へ帰り、

「親の様子が以前と少し違う」

と感じても、その場では何となく気になっただけで終わってしまうことがあります。

しかし、その小さな気づきが、今後の生活を考える大切なきっかけになるかもしれません。

だからといって、すぐに老人ホームへの入居を決める必要はありません。

まずは現在の生活状況を確認する。

本人の希望を聞く。

在宅生活を続ける方法を考える。

そして、必要であれば老人ホームについて情報を集める。

一つずつ整理していくことが大切です。

「まだ老人ホームを探す段階なのか分からない」

「本人が老人ホームを嫌がっていて、どう話せばいいのか分からない」

そのような段階でも構いません。

ご本人とご家族にとってより良い選択を一緒に考えることも、老人ホーム紹介サービスの大切な役割だと私たちは考えています。

検討段階の老人ホーム探しもopsol(オプソル)にお任せください!

≪著者情報≫

石津 和幸(イシヅ カズユキ)
opsol高齢者・ケア住宅紹介サービス代表

西日本で唯一、「老人ホーム探しの専門家」として大手新聞社主催のメディアサイトに登録されている、高齢者・ケア住宅探しのプロフェッショナル。
「中立・誠実」を理念に掲げ、業界の健全化推進にも取り組んでいる。

「信頼出来る老人ホーム紹介サービス」としてメディア出演実績多数!

★フジテレビ(めざまし8)・読売テレビ(ミヤネ屋)・関西テレビ(報道ランナー)・ABEMA TV(ABEMAヒルズ)等々
※参考コラム:めざまし8&ABEMAヒルズ出演報告